例えば、失恋をしたことを引きずってしまっている時。
そんな状況では、元の彼(彼女)を忘れられなくて苦しんでいる、ということが少なくありません。
ところが、自分で思っている以上に、心の中では忘れられていて大丈夫なのに、頭では忘れられていないと思っていることがあるんですね。
そんな状況では、元の彼(彼女)を忘れられなくて苦しんでいる、ということが少なくありません。
ところが、自分で思っている以上に、心の中では忘れられていて大丈夫なのに、頭では忘れられていないと思っていることがあるんですね。
過去の何らかの思いを「忘れられない」というのは、その思いに「こだわってしまっている」「囚われてしまっている」状態です。
こうした心の状態を「執着」と言います。
執着したままの心では、心の中に余裕がないために、新しい思いを入れることができません。
そこで、カウンセリングの中では「執着を手放しましょう」という表現で、解放していくアプローチをしていきます。
ところが、執着しているといっても、心が「手放し」をしていく段階がいくつもあって、そのステージ毎に取り組み方が変わってくるんですね。
通常、執着してしまっている状態では、「手放せない何か」(例えば、元彼や彼女)があって苦しみます。
その苦しみを何とかしようと、カウンセリングを使ったり、いろいろな方法を使ったりして行くと、
自分で思っている以上に、その苦しみが手放せている状態になっていくことがあるのです。
ところが、本人の感覚としては、手放せているとは感じられず、また苦しみも減っていないと思っています。
この内面と感覚の差がどうして出てくるかというと、悩んでいる部分が最初の段階と全く違うからなのです。
当初は、執着している何か(彼や彼女)を手放せなくて苦しんでいる。
でも、今は、手放しが進んできたので、次のステージに進むことができる状態になります。
そうなると、次のステージに進む(例えば、新しい恋人ができる)ことが怖くなってきて、進むのを止めたり遅くしたりしたい、という心理が働くのです。
当初の状態がネガティブな気持ちから脱したいという思い、とすると
今の状態は、ポジティブな思いや結果に向かうのが怖い、ということになります。
こうした状況の方とカウンセリングでお話していくと、
「私は恋人が欲しいと願っているのに、どうしてそれを遠ざけることになるのですか?」と言われることがあります。
人の心は本質的に「幸せになるのが怖い」という怖れを持っていると言われます。
実は、ネガティブな思いを感じるのが嫌だ、という「ネガティブからの脱出」よりも
ポジティブな思いを感じたり実現したりするのが怖い、という「ポジティブへ向かう気持ち」のほうが、抵抗が大きいと言われるのですね。
ところが、これは心の奥底、深層心理のところにあるものなので、表面意識では「幸せになるのが怖い」とは認知できにくいものなんです。
もし、今、あなたが「何かに執着してしまって苦しい」と悩んでおられる時には、今、どちらの状況にいるのだろうか、と自問自答してみてください。
どちらにいるのか、を知ることができるだけで、楽になることもあるのです。
「自分ではわからない!」と思われる方も多いと思います。
そんな時には、友達に聞いてみてください。
自分では執着していると思ったり、こだわり続けていると思っていても、周りの友達の目には以外とそれが客観的に見えていたりします。
だから、もう大丈夫なんじゃない?と言われるかもしれないのです。
もし、大丈夫な時には、友達は一番苦しんでいる時のあなたを知っているはずですから、その時に比べたら、進んでいるあなたは元気になっていることがわかるからです。
そして、進み始めているのなら、執着を手放したい視点、から、前に進むのが怖い視点へ、気持ちを切り替える必要があるんだな、と思ってみてください。
そのほうが、早く前に進んで行けるのです。
友達に聞きにくい、という場合には、カウンセラーを使ってやってください。
もしかしたら、あなたはもう、「執着を手放し」ていて、「次に進むのが怖い」段階に来ているのかもしれません。
こうした心の状態を「執着」と言います。
執着したままの心では、心の中に余裕がないために、新しい思いを入れることができません。
そこで、カウンセリングの中では「執着を手放しましょう」という表現で、解放していくアプローチをしていきます。
ところが、執着しているといっても、心が「手放し」をしていく段階がいくつもあって、そのステージ毎に取り組み方が変わってくるんですね。
通常、執着してしまっている状態では、「手放せない何か」(例えば、元彼や彼女)があって苦しみます。
その苦しみを何とかしようと、カウンセリングを使ったり、いろいろな方法を使ったりして行くと、
自分で思っている以上に、その苦しみが手放せている状態になっていくことがあるのです。
ところが、本人の感覚としては、手放せているとは感じられず、また苦しみも減っていないと思っています。
この内面と感覚の差がどうして出てくるかというと、悩んでいる部分が最初の段階と全く違うからなのです。
当初は、執着している何か(彼や彼女)を手放せなくて苦しんでいる。
でも、今は、手放しが進んできたので、次のステージに進むことができる状態になります。
そうなると、次のステージに進む(例えば、新しい恋人ができる)ことが怖くなってきて、進むのを止めたり遅くしたりしたい、という心理が働くのです。
当初の状態がネガティブな気持ちから脱したいという思い、とすると
今の状態は、ポジティブな思いや結果に向かうのが怖い、ということになります。
こうした状況の方とカウンセリングでお話していくと、
「私は恋人が欲しいと願っているのに、どうしてそれを遠ざけることになるのですか?」と言われることがあります。
人の心は本質的に「幸せになるのが怖い」という怖れを持っていると言われます。
実は、ネガティブな思いを感じるのが嫌だ、という「ネガティブからの脱出」よりも
ポジティブな思いを感じたり実現したりするのが怖い、という「ポジティブへ向かう気持ち」のほうが、抵抗が大きいと言われるのですね。
ところが、これは心の奥底、深層心理のところにあるものなので、表面意識では「幸せになるのが怖い」とは認知できにくいものなんです。
もし、今、あなたが「何かに執着してしまって苦しい」と悩んでおられる時には、今、どちらの状況にいるのだろうか、と自問自答してみてください。
どちらにいるのか、を知ることができるだけで、楽になることもあるのです。
「自分ではわからない!」と思われる方も多いと思います。
そんな時には、友達に聞いてみてください。
自分では執着していると思ったり、こだわり続けていると思っていても、周りの友達の目には以外とそれが客観的に見えていたりします。
だから、もう大丈夫なんじゃない?と言われるかもしれないのです。
もし、大丈夫な時には、友達は一番苦しんでいる時のあなたを知っているはずですから、その時に比べたら、進んでいるあなたは元気になっていることがわかるからです。
そして、進み始めているのなら、執着を手放したい視点、から、前に進むのが怖い視点へ、気持ちを切り替える必要があるんだな、と思ってみてください。
そのほうが、早く前に進んで行けるのです。
友達に聞きにくい、という場合には、カウンセラーを使ってやってください。
もしかしたら、あなたはもう、「執着を手放し」ていて、「次に進むのが怖い」段階に来ているのかもしれません。