執着を手放すことって、すごく難しいことです。

それを達成していくためには、順番に階段を上がっていくように、一つずつステップを積み重ねていく必要があります。


別れの苦しみを手放す最初のステップは「執着している自分を認めてあげる」ことです。
 
*今回は名古屋アメブロ(2018.9.27)に掲載した記事です。

一番最初にやるといいステップと言うのは、

「執着と言うのは人間である以上、誰だって必ずするもの」

と思って、執着している相手への思いが消えない自分のことを認めてあげること、なんですね。


そもそも、こんなにも彼に執着しているということは、それだけ愛情が大きいってことです。

しかし、執着していると

「いつまでも忘れられない私」

「昔を思い出してしまう私」

「彼が変わってくれることを諦められない私」

こんな風に自分を責めてしまいます。


実は、彼への執着がある時、彼を失った(もしくは失いそう)な苦しみや悲しみよりも、後悔を代表される、こうした自己攻撃が一番の苦しみなのです。


ですから、まずは自分を責める気持ちを減らしてあげることが、執着への苦しみを減らすことにつながるのですね。


カウンセリングの現場では、この自分を責めている内容について、客観的に冷静に整理していきます。

するとほとんどの場合「そんなに責める必要がない」という話になっていきます。

失った(失うかもしれない)という思いは、どうしても自分を責めてしまいがちですが、実際には相手の問題で別れ話になっているケースも多いのです。


「自分を責める必要がない」と言われても難しいかもしれませんが、多くの人が自分を責めすぎていることを思い出してみてください。


そして、自分を責める必要がない、自己攻撃を減らす大きな材料が先に書かせていただいた「愛情の大きさの証」という話です。


あなたはなぜ、こんなにも彼のことを忘れられないのでしょう。

彼への思いにしがみついているから?

一人になってしまうのが寂しいから?

確かにそうかもしれません。

けれど、ここまで誰かのことを愛すことができた、というのは素晴らしいことではないでしょうか。


彼との別れが結果である以上、自分の愛情が大きいと言われても、何の意味もないと思われるかもしれません。

私の愛情が少なかったから別れることになったのだ、と思われるかもしれません。


確かに反省する点はあるかもしれませんが「誰かをまっすぐに強く愛することができた」ことは間違いのない事実なのです。

それをきちんと自分自身に言ってあげてください。

「結果的に別れることになってしまったけれど、私が彼をまっすぐに愛せたことは事実だから」

こんな風に。


そうやって、正しい大きさで自分を見ていけたら、また、自分のいいところを見てあげられたら、自分を必要以上に責めなくてよくなり、執着への苦しみは減り、それが手放しを進める第一歩になります。