やりたいこと、好きなことに真っ直ぐ情熱的なタイプのあなたが失恋した時。
何が原因で失恋してしまったのでしょう。
好きなことをやりすぎて彼を放ったらかしにしてしまったから?
そう考える方も多いようですが、実際は全く違う理由なケースもあります。
その原因があなたが「遠慮しすぎていた」だったらどうでしょう。
自分も周りも明るく情熱的なイメージを持っているタイプの方が、実は遠慮しいだったという場合は多いのです。
(アメブロ恋愛テクニック「カップルカウンセリング」掲載記事です) 


「遠慮なくやりたいことをやる」タイプの私の失恋の原因が「遠慮」だったなんて


「私、やりたいこと、好きなことは遠慮なくやれるタイプなんですよ」

 

仕事だったり、趣味だったりに対して、まっすぐ情熱的で、向上心、好奇心、探究心が強く、やるとなったらどんな努力も苦労もいとわないタイプの方。

 

こんなタイプの方の失恋、別れの原因、自分で思っていたことと真逆だったなんてことがよくあるんですね。

 

「彼は私についていけない、と思ったんでしょうかね・・・。

 やりたいこと、好きなことをいつもやっていたから寂しくなったとか・・・。」

 

こんな見解を持たれていることもあるのですが、そうとは限りません。

 

確かに、あなたは遠慮なくやるタイプなので、彼がついていけないと思うこともあったかもしれません。

しかし、そもそも、そんなあなたに魅力を感じて付き合ったわけですから、最初から想定したことであり、しかも、そこが彼にとっての魅力だったんです。

 

逆を考えてみましょう。

 

もし、あなたがやりたこと、好きなことをまっすぐ言えない、行動力も好奇心も抑えてしまうようなタイプの女性だったら、彼は好きになってくれたでしょうか。

 

失恋の原因はそこではないはずなのです。

 

 

◇遠慮ないタイプも、苦手なジャンルは遠慮する

 

遠慮なく好きなことをやっていくタイプの方は、自他共に認めるまっすぐ情熱的だったりしますが、問題はそれ以外のジャンル、苦手なジャンルに関してはそうではないことが多いのです。

 

仕事だったり、趣味だったり、やりたいことには自分の気持ちにまっすぐであっても、

自分の心の中にある「自分が弱いと思い込んでいる」ところに対しては扱いが苦手である方が多いのです。

 

自分が弱いと思い込んでいる部分とは「悲しい、寂しい」を代表するような感情のことです。

 

「まっすぐ情熱的で、向上心、好奇心、探究心が強く努力家」であることと、こうした「悲しい、寂しい心」は相反すると自分の中で思ってしまいます。

 

自覚している人、無自覚な人とタイプは分かれますが(無自覚な人の方が多いですが)、いずれにせよ、感じたくない部分なんですね。

 

すると、悲しい、寂しい、という気持ち、つまり「弱音」を吐けなくなって、我慢してしまうようになります。

 

あなたに恋した彼は、まっすぐ情熱的なところが好きで、あなたもそれに応えようとしますから、余計に弱さが出せなくなってしまう。

 

一方で、まっすぐすぎる自分に彼がついてこれなくなったらどうしようと思う気持ちもありますから、失恋した時には、こちらの方が気になりやすい。

 

でも、心のどこかでは気づいていたりするのです。

自分が無理してたな、とか、寂しい気持ちを隠していたな、とか。

 

まずは、こうした弱音を吐くのを遠慮してしまう部分を自分が持っていることに気づくことから始めてみましょう。

 

それをきっかけに、彼との恋愛を振り返ってみると、今まで気づかなかったことに気づけるようになります。

 

 

◇彼のための弱さを隠す遠慮が、彼の誤解を生んだかもしれない

 

そもそも、どうしてこうしたタイプの方は弱さを隠そうとするのでしょう。

その理由は、自分の弱いところを見せたくない、ということもありますが、それよりも彼に迷惑をかけたくない、なんですね。

 

前向きな私の方がきっといい、という思い。

それは、彼のためを思ってのことなんです。

 

ところが、男性は頼られることで存在意義を感じる傾向が大きいので、弱さを見せてくれないと、自分があてにされてない、頼りにならないと感じてしまいがち。

 

彼のための弱さを隠す遠慮が、彼にあなたから「愛されてない」誤解を生み、それが別れの理由になったかもしれないのです。

 

 

◇苦手なジャンルに関して弱音を吐いてみる練習をする

 

こうしたタイプの方の中には、やりたいこと、好きなことに関しては弱音が吐けるタイプの方もみえます。

それは、弱音というより、やりたいこと、好きなことを進めていく上で、弱音が役にたつと感じているところなんですね。

 

それはいけるのですが、そうではない、自分の弱さに関する弱音がポイントになります。

 

こうしたタイプの方にとっては、この弱さに関する弱音を吐くのはとても難しい。

 

しかし、こんな風に感じてみてください。

 

そもそも、あなたは失恋したところなのです。

辛くて、悲しくて、寂しくて、後悔もたくさんしているでしょう。

傷ついてもいるのです。

 

だったら、こんな時には、弱音を吐いてもいいと思いませんか?

 

あなたの周りにいる友達、知人、家族、仲間の中で、あなたの悲しさ、寂しさを聴いてもらえそうな人を思い描いてみます。

 

誰がいいでしょう。

 

見つからない!と諦めないで。

探したらきっと見つかります。

 

見つけたら、その誰かに連絡を取ってみましょう。

急に相談事がある、なんて言わなくても大丈夫。

会う約束だけでも十分です。

 

そして、その人に会ったら、話せる範囲からでいいので、あなたの気持ちを話してみてください。

言えないなら、最初は

 

「あのさ・・・(沈黙)」

 

で十分です。

 

それで、その人には伝わります。

何せ、あなたは普段、まっすぐ情熱的な人なのだから。

いつもと違う様子を少し見せてあげればいいのです。

 

その人は、きっとあなたの話をきちんと聴いてくれます。

 

これがあなたが弱音を吐くとても大きな練習になり、それは次の恋愛をした時に大きな財産になります。

場合によっては、そんなあなたの変化を察知して、別れた彼が戻ってくることだってあるのです。


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◎今回の記事も、私の提唱する「自立三点セット(我慢強い、弱音が吐けない、一人でやってしまう)を手放すと幸せになれる」に関連するお話です。

よろしければ、こちらの記事もご覧いただけたらと思います。


>>>「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セットの心理学』」

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