胸が張り裂けそうに悲しくても、それを悟られてはいけないと笑顔で我慢して隠す。
そんな時には「笑顔で隠す理由」について感じてあげましょう。
恥ずかしさ・悔しさだったり、自分を守るためだったり。
そこには、いろんな理由がありますが、その本質は相手や周りの人を思いやる気持ちです。
悲しみを笑顔で隠すような健気さに気づいてあげましょう。
それは「愛情と優しさ」を持っている証なのです。 
(アメブロ・恋愛テクニック・月曜「カップルカウンセリング」からの記事です)  
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◎前回の記事は>>>失恋の時、真っ直ぐ悲しい顔ができるほど人の心は単純じゃない(1)
◇悲しい時に「笑顔」でそれを隠す

同じく失恋、今度は片思いのケースを例にとってみましょう。


職場で片思いの男の先輩がいて、いつか告白しようと思っていたら、同じ職場の女性の先輩と結婚することが、ランチの時間に発表された。

その女性の先輩もお世話になった私の大好きな人で、周りからは祝福の声があがり、私もおめでとうございます!と声に出して伝えた。

ショックと悲しみを一生懸命隠して、笑顔で振る舞っていた。


こんなケースの場合は、自覚して笑顔で悲しみを隠しているわけですが、実際はもっと心の中は複雑です。


片思いの男の先輩が結婚する

大ショック!

悲しくて胸がつぶれそう

しかも相手は私の大好きな女性の先輩

お似合いだと思うと、自分が惨めになる

ショックを受けて悲しんでる様子を見せたくない!

笑顔で悲しみを隠す


と、この辺りまでは自分でも感じられるのですが、この先にも隠れた気持ちがあります

ショックで悲しいにまつわる話以外にも「わからない」ものがあるために、悲しいだけでは説明できない苦しみをはっきりさせたくなるのです。


この先に隠れた気持ちというのは

「笑顔で悲しみを隠す理由」

を考えると出てきます。

 

◇笑顔で悲しみ隠す理由は「愛情と優しさ」

ショックを受けている顔を見せたら、片思いの先輩や周りの人に、私が先輩を好きだとバレてしまう。

そんなことになるのは、恥ずかしくて、悔しい。

結婚する二人の先輩に迷惑がかかってしまうかもしれない。

結婚を祝福するのではなく、水をさすことになってしまうかもしれない。

本当は二人の結婚を祝福したい。

大好きな人たちの結婚を祝福できない自分が嫌だ


カウンセリングでお話を伺っていくと、こんな風に隠れた気持ちを一緒に整理していくことになります。


自覚できる気持ちの時は、結構ネガディブな感情で心はいっぱいになっているのですが、どんどん深いところに進んでいくと、それはポジティブなものになります。


実は、これだけショックを受けて悲しい気持ちになっているのに、それを笑顔で隠すというのは、二人を祝福したいという大きな愛情があることを表しているのです。


だからこそ、二人を祝福できない自分を責めてしまっているんですね。


片思いの人が結婚することになったらショックを受けて悲しくなるのは当たり前。

その気持ちにきちんと自分が寄り添ってあげながら、さらに、笑顔で隠すことが、どれほど大きな愛情と優しさを持っている証拠なのか、を自覚してあげる。


こうやって自分の隠れた気持ちに寄り添っていくと「何かうまく説明できないけれどわからない」と感じていた自分の気持ちを理解できて、それだけでも、かなり心は楽になります。


失恋は悲しいし苦しいので、こんな風に簡単にはいきません。

その気持ちを減らすためには時間が必要になってきます。


でも、本当は悲しい、そして、それを隠すのは愛情深いから、と自分の本当の素晴らしさを知っておくことは、悲しみの時間を減らすのにとても役に立ちます。


私たちの心は自分の本質を感じられるととても楽になるから。

自分の本質とは「愛情と優しさ」のことなのです。


◎前回の記事は>>>失恋の時、真っ直ぐ悲しい顔ができるほど人の心は単純じゃない(1)


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